おむつを卒業するには、おしっこをする機能が十分に成長している必要があります。
昼間はおむつがはずれても、夜のおむつはずれには時間がかかることが珍しくありません。
はじめに|オムツ卒業のタイミング、気になりますよね
「そろそろオムツを卒業させたいけど、何歳くらいでできるの?」「周りの子と比べて遅いのでは?」と悩んでいませんか?
実際、オムツ卒業のタイミングは子どもによってさまざま。平均的な年齢やスムーズに進めるコツを知ることで、焦らず進めることができます。
本記事では、オムツ卒業の平均年齢や、トイレトレーニングの進め方を詳しく解説します。
オムツ卒業は何歳が平均?
まず、気になるオムツ卒業の平均年齢を見てみましょう。
日中のオムツ卒業は2〜3歳が目安
厚生労働省の調査によると、2歳半〜3歳頃にオムツを卒業する子が多いとされています。ただし、個人差が大きく、早い子は1歳半、遅い子は4歳以降までかかることもあります。
夜のオムツ卒業は3〜5歳が一般的
夜間のおねしょがなくなり、完全にオムツを卒業するのは3〜5歳頃が平均です。夜の排尿コントロールは成長の影響が大きいため、日中より時間がかかることも。
オムツ卒業のサインを見逃さない!
オムツを外す準備ができているかどうかは、以下のポイントでチェックできます。
① 排尿間隔が2時間以上空く
頻繁にオムツが濡れる場合は、まだ膀胱の発達が未熟かもしれません。2時間以上オムツが濡れないようなら、トイレトレーニングの始めどきです。
② 「おしっこ・うんち」を意識し始める
「おしっこ出た」「うんち出る」と教えてくれるようになったら、排泄を自覚し始めている証拠です。
③ イヤイヤ期が落ち着いてきた
イヤイヤ期の真っ最中だと、トイレに誘うたびに「イヤ!」と拒否されることも。比較的スムーズに進めるには、イヤイヤ期が少し落ち着いたタイミングが◎
④ 大人のトイレに興味を持ち始める
親がトイレに行くとついてきたり、真似をしたがったりする場合は、トイレに興味を持ち始めているサインです。
オムツ卒業をスムーズに進める5つのコツ
① トイレに楽しく誘う
「トイレ行こう!」と言うと嫌がる子もいます。そんな時は、
- 「トイレに動物さんいるかな?」
- 「トイレに行ったらシール貼ろう!」
など、ゲーム感覚で誘うと効果的です。
② 失敗しても叱らない
トイレトレーニング中は、成功よりも失敗の方が多いのが普通です。「なんでできないの?」と怒ると、子どもはプレッシャーを感じてしまいます。「惜しい!次はできるよ!」と励ましながら進めましょう。
③ すぐにパンツに切り替えない
オムツから急にパンツにすると、失敗が続いて子どもも親もストレスになることも。最初はトレーニングパンツ(布+防水素材)を活用すると安心です。
④ おまる・補助便座を活用する
大人用トイレは子どもにとって大きくて怖いことも。おまるや補助便座を用意し、安心して座れる環境を整えましょう。
⑤成功したら思いっきり褒める
「トイレでできた!」という成功体験が増えると、自信につながります。「すごいね!」と大げさなくらい褒めることで、子どももやる気がアップします。
夜のオムツ卒業は焦らなくてOK!
日中はオムツ卒業しても、夜のオムツはなかなか外れない…ということもよくあります。
夜間のオムツが外れるタイミングは?
- 朝起きた時にオムツが濡れていない日が続く
- 寝る前に「おしっこ行く」と自分で言えるようになる
- 夜中に「おしっこ!」と教えられるようになる
このようなサインが見られたら、夜のオムツ卒業を検討してもOKです。
夜のトイトレ成功のコツ
- 寝る前に必ずトイレに行く習慣をつける
- 最初は防水シーツを活用し、失敗しても気にしない
- 焦らず子どもの成長に合わせて進める
夜のおねしょは4〜5歳でも珍しくありません。成長のペースは個人差が大きいので、周りと比べずにゆっくり見守りましょう。
まとめ|オムツ卒業は子どもに合わせて進めよう
オムツ卒業の平均年齢は、日中は2〜3歳、夜は3〜5歳が目安。
ただし、子どもの成長スピードはそれぞれ違うので、焦らず、その子のペースに合わせることが大切です。
トイレトレーニングは、成功と失敗を繰り返しながら進んでいきます。
怒らず、褒めながら、楽しく進めることで、子どももトイレに前向きになれますよ。
焦らず、気楽に、一緒に成長していきましょう!